2016年04月14日

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 礼拝後、教会総会に備えて、会計監査や総会資料の印刷作業が行われていた。長老さんをはじめ、教会の方たちが残って奉仕をしてくださっていた。
 会計監査が終わった時、T長老が「お花見に行きましょう。今、ちょうど桜の見頃だから」と私を誘ってくださった。「でもまだ皆が印刷とか、奉仕しているから」とためらっている私を、車に乗せてくださった。車で5分くらい。着いたのは「旧岸邸」。初めて来た。岸信介氏が晩年の17年を過ごした家で、建築家の吉田五十八氏による建築。今、邸宅の中で椿展が行われているそうだ。
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 かやぶき屋根の門をくぐると、太い竹が立ち並ぶ林がある。岸氏は椿がすきだったらしく、今年3月、邸宅の庭に樹齢400年の「太郎冠者」という椿の大木が移植された。見上げるほどの大木。椿ってこんなに高い木に育つんだ。椿の盛りは過ぎていたけど、まだ枝の先にピンクの花が咲いていた。江戸時代から、ずっと花を咲かせてきた椿の樹の生命力に驚いた。
 邸宅の玄関には、椿の花が出迎えるように活けてあった。部屋に入って見学。書斎には大きな地球儀があった。机の上の硯の上に椿の花が一輪、活けてある。粋だね。椿展は今日が最終日ということで、観光客も多い。各部屋に多くの種類の椿が、趣向を凝らして活けてあり、思いもしない物が花器として使われている。「百椿図」という江戸時代に書かれた図鑑を元にしているようだ。
 昔の建物だけど、古さを感じない。ここで多くの要人と会談したり、食事をしたのだろう。居間の窓が全開されていて、一面に広がる庭が体に飛び込んでくる。岸氏が座って庭を眺めていたという革のソファーに私も座った。自分も庭の一部になった気分。たくさんの草木を贅沢に使ってある。こんな近くに、岸元首相が住んでいたのか。知らなかったなぁ。
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 次にT長老が連れて行ってくれたのは、岸邸の近くにある東山荘。ここは人口湖の周りに桜が植えられている。穴場なのか、たくさんの桜が見事に咲いているけれど、花見客でごった返すという感じはない。びっくりしたのは、道路(R138)とは反対側から桜と富士山の東山湖のコラボが見られたこと。大発見だ。
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 今年で御殿場に住んで15年目に入るけど、教会のそばに、こんな良いところがあったなんて知らなかった。湖に沿って植えられた桜並木の下を歩いて、桜を満喫した。「ソメイヨシノ」の桜だ。
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年を重ねると「あと何回、桜を見られるかな」と思う。でも今年は「ソメイヨシノ」の桜も見ることが出来た。教会への帰り道、東山湖の桜がずっと私たちを見送ってくれた。
 T長老、思い切って連れてきてくださって、ありがとうございます。

教会に戻ると、総会資料の印刷作業が続いていた。印刷機のトナーが足りなくなって、だましだまし印刷機を使っているので、作業効率が悪くなっていた。ごめんね。苦労して作業している間、抜け出して私、お花見してきちゃった。大変だった印刷がおわり、お礼を言って、みんなが帰るのを見送り、教会の玄関に鍵をかけた。そして牧師館に戻ろうとした時、Oさんのアパートの前にある「しだれ桜」が五分咲きだという言葉を思い出して、逆戻り。Oさんのアパートは教会のそば。
行ってみたら、濃いピンクの小さい花が、「縄のれん」みたいに垂れ下がっている。
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 今日1日で、3年分のお花見をした気分だ。ぜいたくだぁ〜!やっぱり花はいい。何も言わないけど、花の中にいるとホッとする。
 教会のそばに、小さいけど、こんなにたくさん花の命があった。小さくても束になって1本の木として立ち続け、しっかり自分の務めを果たしている。「あんたはエライ」。
 牧師館に帰る途中、足元に、芝桜がびっしり咲いているのに気がついた。上も下も桜尽くし。今日は「桜花賞」か?
 神様に時間をいただき、たっぷりお花見させてもらった。私も自分の務めを、しっかり果たそうと思う。
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posted by 牧師 at 18:13| 日記