2017年04月14日

1/13 休暇中

 まだ暗い朝8時に出発して、リトアニアに向かう。ここはシァウレイの十字架の丘。今回の旅を選んだ理由は、山のように無数の十字架が立ち並ぶ写真を見て「ここに行ってみたい」と思ったから。バスでシャウレイの十字架の丘に着き、窓口で料金を支払い、ついでに十字架も買った。私も自分で十字架を置いてきたかったのだ。雪の原っぱをズンズン歩いて行くと、十字架に埋もれた丘がある。
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 丘を登って行って、さっき買った十字架を、誰かか立てた十字架の上にぶら下げた。ここは墓地ではないが、ロシアの支配下で抵抗して処刑され、シベリア送りになった人たちを思い、ロシアの監視の目を盗んで人々は十字架を立てた。ソ連時代に入っても、人々は黙々と十字架を立て続けた。
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ソ連がブルドーザーで十字架をなぎ倒し、火炎放射器で十字架を焼き払っても、それでもなお、人々は十字架を立てることを止めなかった。そしてついに、1990年3月11日、リトアニアは独立を勝ち取った。
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 「神の赦しと和解の徴」の十字架。今も世界各地から人々が訪れて、十字架をここに立てていく。世界に神の平和が実現するまで、人々は祈り、十字架を立てていくのだろう。
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シャウレイの雪の原を出て、カウナスの町に入った。まず目に飛び込んできたのが、レンガ造りのどっしりとした聖ペトロ&パウロ教会。
DSCN2515.JPG 1-13 聖ペトロ&パウロ教会.JPG

DSCN2517.JPG 1-13 カウナス 聖ペトロ&パウロ教会.JPG
 そして雪景色の中に美しく映えるカウナスの市庁舎。市庁舎広場には大きなツリーが飾られている。そのツリーの下には何と回転木馬が設置してあり、動いている。ファンタジーや!
DSCN2520.JPG 1-13  カウナス 市庁舎.JPG

DSCN2539.JPG 回転木馬.JPG
 昼食にカウナスのレストランに入った。伝統料理の「ツェペリナイ」にチャレンジ。うーーーん。参りました。勘弁してください。ごめんなさい。
DSCN2528.JPG 1-13 カウナス 伝統料理 ツエペリナイ まいった.JPG 
 おにぎりのような、でも全く違う「ツェペリナイ」には参ったけれど、お店の装飾がとてもセンスが良くて、これは良い意味で「参りました」。トイレのドアの前の壁画やオブジェも、グーです。レストランの脇に置いてあった食器棚が、我が家の前の食器棚に似ていて、懐かしかった。あの食器棚もこうしてペイントしてあげたら良かったなあ。
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DSCN2535.JPG レストランの装飾.JPG

DSCN2529.JPG トイレまできれいな装飾.JPG

DSCN2532.JPG レストランのオブジェ.JPG

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 レストランを出て、市庁舎広場に戻ると、広場のすぐそばに立派な教会がある。イエズス教会。
DSCN2542.JPG 1-13 カウナス イエズス教会か.JPG
 少し路地に入ると、川の傍に高い塔と共にヴィタウタス大公教会がある。川の氾濫で教会が水没した水の高さが、教会の外壁に記されている。そういえば川が近すぎるよなぁ。もっと高台に造っておけば良かったのに…。レンガ造りで丸窓のある、これもシックで美しい教会だ。
DSCN2543.JPG カウナス ヴィタウタス大公教会かも.JPG

DSCN2546.JPG カウナス ヴィタウタス大光教会かも 洪水の水位が記されている.JPG

DSCN2547.JPG カウナス ヴィタウタス大公教会kかも.JPG
 最初に見た聖ペトロ&パウロ教会に戻ってみると、教会の前の木立にイルミネーションが点灯していた。早っ。まだそんな時間ではないと思うけど。
DSCN2550.JPG カウナス 聖ペトロ&パウロ教会.JPG

DSCN2555.JPG カウナス 聖ペトロ&パウロ教会.JPG
 中に入ると中央の祭壇には、十字架に付けられたキリストと、その足元には母マリアだろうか。十字架に両手でシッカリしがみついている。その周りには12使徒が並んでいるというけど、イスカリオテのユダは入っていないのだろうね、多分。
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 十字架のキリストの上に置かれているのは、復活されたキリストだろうか。すると両脇にいるのが、ペトロとパウロと言うことね。そして復活のキリストの上に、ハトの姿をした聖霊が飾られている。
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今回の旅のもう一つの目的は、杉浦記念館を訪れることだった。カウナスの日本領事代理の杉浦千畝が、ナチスに命を狙われているユダヤ人のために、日本経由で第三国に脱出するための「命のビザ」を書き続けた。近年、映画にもなって有名になったけれど、彼の書いたビザで6000人以上のユダヤ人の命が救われた。記念館の門には「希望の門、命のヴィザ」と書かれている。
DSCN2579.JPG 杉原記念館.JPG

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 記念館の中でスライドを見てから、資料を見学。杉浦千畝が実際に使っていたデスクなども残されていて、デスクの椅子に座らせてもらった。デスクの上のタイプライターで彼がビザを書き、署名をしていた。時代を超えて、貴重な体験をした。
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DSCN2585.JPG カウナス 杉原記念館で働くボランティア.JPG
 カウナスの人たちが、ボランティアで記念館のために働いている。何だかスゴクうれしかった。募金代わりに、販売していたバッチなどを買った。記念館にあった写真の中に、映画で杉浦千畝役だった唐沢寿明、妻役の小雪さんと一緒に、記念館の館長さんもいた。その館長さんと記念撮影をして握手も出来て、ラッキー!
DSCN2593.JPG 1-13 カウナス 杉原記念館の館長さんがガイド.JPG
 今日は願い事が二つも叶って幸せだった。今夜のホテルは、リトアニアの首都ヴィリニュス。

posted by 牧師 at 02:33| 日記