
せっかくの休暇だから、このまま帰るのは悔しい。と言ってもキャリーバックを抱えたままでは、あちこち遊びにも行けない。どうしよう…。思い出した。「夜明けの祈り」という映画を、どっかでやっているって新聞で読んだ。検索して調べたら飯田橋の「ギンレイホール」という映画館でやっている。しかも二本立て。でもそれを見るまでには、まだだいぶ時間がある。どうするかな。そこで久しぶりに東京駅に行くことにした。東京駅が化粧直ししてから、見てないから見学に行こう。

以前、道路だったところが、駅前広場みたいになっている。結構、観光客が見に来ているんだなぁ。駅をバックに写真を撮っている。私もやりたいけど自撮りにすると、タブレットのカバーがカメラに被ってぼやけるので、あきらめました。そして駅の中の天井がアンティーク調で、ステキなので驚いた。ハトの彫刻で飾られていて、いいねぇ。

東京駅には、キャラクターのお店がズラリと並んでいるスペシャルな通りがあるんですよ。スヌーピー、ムーミン、トトロ、etc。あっという間に時間が過ぎてしまう。急いで飯田橋へ。でもエスカレーターがない駅の乗り換えって、大きな荷物がある時、悲しいくらい辛い。階段て、拷問です。ヘロヘロになって階段を昇ったら、ギンレイホールがあった。

すでに行列ができている。ほとんど中高年の人たち。ミニシアターみたいな懐かしい感じの映画館。初めてシルバーでチケットを買って行列に並んだ。1000円なのがありがたい。でも窓口で年齢証明書を求められなかったのが、ちと悔しい。時間になって入場すると、ほとんどの人が常連さん用カードで、チケットの人は余りいない。ここで上映している映画のチョイスが良い。映画好きの人が来る映画館なんだね。私も常連さん用カードを買いたいけど、遠いし時間もないから無理。でも「夜明けの祈り」。これは見て良かった。深い。胸にズシンと来た。続けてもう一本見れたんだけど、遅くなるから一本だけで退出。もったいないな。良い映画だから。
これで、今年の休暇のメインイベントは終しまい。東京も御殿場も良い天気なのに、九州が雪って、神様が「旅行に行くな」って言っているのかもね。