2019年04月12日

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 去年、骨折して入院されていた方が、退院してから御殿場十字の園に入所して、日曜には車イスで礼拝を守っていた。でも12月の礼拝に出席した数日後、突然、体調を崩された。私がどん底の時に支えてくださった教会員の1人で、今、礼拝に来ている方の中では最高齢の91歳。いつも前向きで、神様一筋の方。
 酸素吸入をしているその方のそばにいても、私は何もできず、ただ泣いてばかり。お見舞いを重ねるうちに少し回復の兆しが見えた。その方にはお子さんがいない。私には両親がいない。だから私はベッドに横たわっているその方に「お母さん、お母さん」とずっと呼びかけていた。そして「無事に年を越せた」と思っていたのに、1月6日、天に帰られた。
 葬儀の準備をしようとしても、涙が止まらなくてパソコンの画面が見えない。ご家族は遠方に、姪御さんが一人いるだけ。だから葬儀用の写真を私のパソコンから探すんだけど、これも涙で画面が見えない。葬儀の当日も私は泣いてばかりで、葬儀の司式ができるのか本当に不安だった。周りにいた教会員も不安だったと思う。ごめんなさい。
 でも葬儀で説教を語り終えて、祝福をした途端「もう棺の中にはいない。イエス様に抱きかかえられて天に帰られたんだ」と確信できて、喜びが湧きあがった。何とも言えない不思議な感じ。斎場に行っても涙は出てこない。全然、悲しくない。悲しみより「確かに天に帰られた」という大きな喜びの方がまさっていた。
 すべてを終えて自分の部屋に戻った。カレンダーの横に手編みの人形がつるしてある。これは私がどん底で、病気もひどくなっていた時、その方が「牧師を続けるように」と祈りを込めて作ってくださったもの。十字架をつけた牧師が、聖書を読んでいる人形だ。
 目に見える形では会えないけど、信仰でその方とつながっている。そして天に帰ったら、また会える。それまで天から応援していてくださいね。
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posted by 牧師 at 22:18| 日記