ラトビアのリガの朝は、いくらか寒さが緩んできたかな。それとも寒さに慣れてきたのか。リガの町を教会を中心に歩き回る。最初に入ったのが「マグダラのマリア教会」。この前、来た時は日曜日だったこともあり満員だったけど、今朝は1人で静かにお祈りが出来た。まだ教会にはクリスマスの雰囲気が残っていて、素朴なツリーのイルミネーションがうれしかった。教会にあった告解のボックスの両側に小さな腰掛がついている。罪の告白する人と、それを聞いてくれる司祭が、キリストの真ん中にして向き合っている姿が思い浮かんだ。


ヤコブ教会はちょうど工事中だったけれど、中に入ることが出来て良かった。ここも外装が古いレンガだから、手入れが必要なんだろうなと思ったけど、会堂に入ったら内装工事もしていた。ご苦労様です。中央の十字架はステンドグラスを背景にして、イエス様が磔になっている。ステンドグラスの明るい色彩とイエス様の悲惨な姿が対照的だ。また復活のイエス様の姿を描いた絵画も置かれていた。十字架の死で終わったら、教会は生まれなかったもんね。復活のイエス様のお顔は、穏やかだ。
ペトロ教会とヨハネ教会はドアが閉まっていた。残念だけど、雪道をサクサク歩きながら、リガのお店を覗いてみる。ハチミツ屋さんには行きたかったんだ。この前、店員さんが親切だったから。小さいハチミツとか石鹸とか荷物にならないものを買った。天幕の中で毛糸の帽子やセーターなどを売っているお店が広場に並んでいる。毛糸の手触りが良い。でも値段、結構するね。リネンのお店もたくさんある。リネンの原料となる花を飾ってある店先もしゃれている。雪道を歩いてブラックヘッド会館前の広場に出た。ここの会館の装飾は時計をはじめ華やかだ。



夕食には少し早いけど、入ったお店がステキだったから満足。天井のライトや色合い、壁の絵画、トイレまで
いうこと無し。他のお客さんには申し訳なかったけれど、写真をとりまくり食事の内容は覚えてない。食後はエストニアのタリンに向かう。今夜も群青色の夜空に黄色く光る丸い月がキレイだ。旅ももうすぐ終わり。




